「住宅ローンの返済が厳しいため任意売却を考えている」
そんな方も多いのではないでしょうか。
任意売却は、今後の生活に大きく影響を及ぼすため不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
特に任意売却の価格の相場は気になるポイントですよね。
そこで今回は、任意売却の価格の相場について説明します!
□任意売却の価格
一般的な住宅売買契約に含まれる瑕疵担保責任が任意売却では免責になることがあります。
よって任意売却は、一般的な住宅売買よりも価格が安くなりやすいです。
*瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)
瑕売買契約を締結した時点では買い主が知らない、発見が難しい欠陥や不具合が引き渡し後に発生した場合に、売主が買い主に対して担保する責任を負わなければならないことを瑕疵担保責任といいます。
これは、民法第566条および570条によって規定されています。
任意売却の場合、売主側に責任を負える支払い能力がないので、瑕疵担保責任が免責される分価格が安くなることがあります。
任意売却の販売方法や大まかな流れは一般的な住宅売却と変わらないので、価格は一般的な住宅売却の相場より若干安くなることを頭に入れておきましょう。
□競売との違い
*競売とは
借入金の返済ができない債務者が担保としていた不動産を、債権者が裁判所に申し立てることで裁判所を介して強制的に売却し、その代金を借入金の返済にあてる仕組みです。
競売では、裁判所を通して売却される点が任意売却とは異なります。
*競売価格
競売の際に裁判所が決める売却基準価格は、市場価格よりも3~4割程度低くなります。
売却基準価格は競売の評価額であり、競売での入札は売却基準価格から2割引いた買取可能価格から始まります。
よって、競売の場合は時価の半額あたりから入札が開始されることになり、これが最低落札額となります。
*なぜ競売価格は任意売却よりも安くなるのか
競売の場合、物件の内覧ができません。
部屋の汚れや破損箇所があっても、リフォームされていないことが前提とされています。
また保証がないことや、ある程度の現金が必要であることなど任意売却に比べて制約やリスクが多いため取引価格は安くなる傾向にあります。
□まとめ
今回は、任意売却の価格の相場について説明しました。
任意売却は、一生に関わる問題なので慎重に交渉を進める必要があります。
当社では、売却の相談から返済方法の交渉、売却までの手続きをお客様の意思を尊重しながらお客様と共に行っております。
経験豊富な任意売却専門のスタッフが無料で相談を受け付けておりますので、住宅ローンの返済にお困りでしたらまずは当社にご相談ください。