「任意売却をしたい」
「でもリースバックとの違いがわからないな」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
確かに、この2つの違いは難しいかもしれません。
そこで今回は、任意売却とリースバックの違いを解説いたします。
□任意売却とは
任意売却とは、住宅ローン等の借入金の返済が完了できないとなったとき、売却後も住宅ローンが残ってしまう不動産を金融機関の合意を受け、売却する方法です。
これは、任売と呼ばれることもあります。
□リースバックとは
リースバックとは、物件を売却後に引き続き賃貸として住む取引の形のことです。
では、もう少し詳しくリースバックについて見ていきましょう。
*リースバックの仕方
リースバックは通常、不動産を一度手放します。
そして、手放した数年後には必ず買い戻せる人が行うものです。
具体的な手順は次のとおりです。
まず投資家となる人を探します。一般的には親族の方に頼む場合が多いでしょう。
その人と売買契約を交わし、受け取ったお金でローンを返済します。
その際、投資家は賃貸契約を組み、所有者が住み続けるのを認めます。
その後、資金がまとまったら、物件の所有者は投資家から物件を買い戻します。
このようにして、不動産を手放すのを回避します。
□任意売却とリースバックの違い
2つを理解できたので、細かな違いを見ていきましょう。
大きく分けて、違いは2つあります。
*任意売却とリースバックは同じものではない
この2つは直接比較できないことがわかります。
なぜならば、任意売却は売却の仕方であり、リースバックは取引の形のことだからです。
つまり、リースバックは、任意売却や競売で不動産を売ったあとに買い戻すという一種の作戦のことです。
そのため、任意売却の代わりにリースバックを選択するという認識は間違っています。
*売却後、居住できるかできないか
自宅を売却した場合、買取り主がその物件をどうするかは自由です。
単純に任売したとき、引っ越しする必要があります。
しかし、リースバックの形式を取っていれば、そのまま住み続けられます。
そのため、引っ越し費用の受け渡しをそもそもする必要がありません。
□まとめ
今回は、任意売却とリースバックの違いを解説いたしました。
任売とリースバックの違いは、形式の違い・居住の可否です。
リースバックを採用することで、自宅を手放す必要がなくなります。
今回の記事を参考に、任意売却とリースバックを比較して検討してみてはいかかがでしょうか?