住宅ローンを返済できなくなり、任意売却を検討されている方はいませんか?
この記事では、任意売却に必要な要件と任意売却の流れを説明します。
家を売るという行為は人生の中でも重大な決断となるため、要件や流れをしっかりと把握してから行動することが大切です。
では、まず任意売却に必要な要件について説明します。
□任意売却に必要な要件
1.銀行などの債権者の合意を得ている
2.税の滞納などで物件が差し押さえられていない
3.売却活動時間が十分に確保されている
4.市場価値がある住宅である
5.共有者の同意がある
6.連帯保証人の同意がある
7.一定額以上の管理費・修繕積立金の滞納がない
特に注意すべき要件は、1番目の銀行などの債権者の合意を得ていることです。
「任意」という言葉から、自分の好きなタイミングで、自分の意思だけで住宅を売却ができると思い込んでしまう方は多いです。
しかし、任意売却でも債権者の同意が必要であり、住宅の売買価格が債権額を大きく下回る場合は、任意売却を認めてもらえない可能性が高いです。
□任意売却の流れ
1.住宅の価格査定
2.競売か任意売却かの判断
3.リスケジュールの実施
4.債権者へ任意売却の許可を求める
5.債権者との調整・合意
6.販売を開始
7.買ってくれる人を決定
8債権者と住宅の売買代金の承諾・配分調整
9.契約の締結・引渡
1番目の価格査定について説明します。
住宅ローンの残高が住宅の売却額よりも高い場合はオーバーローン、住宅ローンの残高が住宅の売却額よりも低い場合はアンダーローンと言います。
まずは、オーバーローンかアンダーローンかを見極めることが大切です。
アンダーローンの場合は問題ありませんが、オーバーローンの場合は、任意売却をした後に住宅ローンの残債を今後も返済できるかどうかを検討しなければいけません。
自己破産をする場合は、任意売却をやめて競売にするという選択も大いにあり得ます。
3番目のリスケジュールの実施について説明していきます。
リスケジュールとは、住宅ローンの返済期間を延長することによって、毎月の返済額を減らすことを指します。
延長期間中に収入が再び安定したり、病気が治ったりすると任意売却を検討する必要は無くなります。
□まとめ
任意売却に必要な要件と任意売却の流れを説明しました。
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最後までお読みいただきありがとうございました。