長年の不況に加えて経済もますます厳しくなっている昨今では、失業してしまう方も多くなっている様子です。
中には転職をした方もいるかもしれません。
こうした失業や転職によって、住宅ローンが払えなくなってしまった場合には、どうすれば良いのでしょうか。
今回は、失業などにより住宅ローンが払えない場合の対処法についてご紹介します。
親の介護で転職し住宅ローンが払えない状況に
まずは事例を見ていきましょう。
年収700万円ほど稼いでいて、建物条件付きの住宅を購入し、住宅ローンとして12万円ほどを毎月支払っていたという事例があります。
しかし、その方は父親の介護が必要となり、介護を続けていましたが父親は亡くなってしまいました。
その後には母親が要介護認定を受け、本人は介護をするために、時間的に融通の効く仕事に転職したのです。
すると以前より収入が減少し、月々の住宅ローンも払うのが厳しくなってしまい、銀行からも一括返済を催促される事態となってしまいました。
このように自身の直接的な問題で住宅ローンが払えなくなったというよりも、近親者に関することで転職する必要があり、結果として住宅ローンを払えなくなるパターンも考えられるのです。
では、こうした場合にはどの様に対処すべきなのでしょうか。
債権者から一括請求を迫られたなら任意売却も選択肢
事例の方は、債権者より一括返済を迫られて競売の申し立てをされる一歩手前という状態となりました。
こうしたケースでは、任意売却をするという意思を早めに債権者に示さなければ、競売の申し立てをされてしまう可能性があります。
ですが、任意売却をしたことで出た残債の返済方法をどうすれば良いか気になる方もいらっしゃるでしょう。
その点については、債権者側も本人の生活状況を理解して、相談に乗ってくれるケースもあります。
事例に関しては、売りに出すと交通面での利便性が気になるところではあったものの、無事に売却することができました。
この様に、失業や転職で住宅ローンを払えなくなったなら、任意売却をする方法があることを知っておきましょう。
まとめ
仕事を辞めざるを得なくなった場合や、転職が必要になることは突然起こり得ます。
そうなった場合に、収入が減り、住宅ローンを払えなくなることも考えられるでしょう。
そんな時には、任意売却もしくは、売却後も家賃を支払うことで住み続けることができるリースバックという選択肢がオススメです。
任意売却等をするなら、ご自身で手続きをするとなると難しい面もありますので、任意売却に強い専門家へと相談するのが賢明です。