住宅ローンの借金が全てなくなる？自己破産とは？ | 【公式】暮らしの相談窓口

景気の悪化による収入の減少など、さまざまな要因で住宅ローンを返済することが難しい方は多くいらっしゃいます。

仮にローンの返済が困難になった場合は、自己破産を行うという選択肢があります。

自己破産を計画する際は、自己破産に関する知識を事前に身につけておくことが大切です。

そこで今回は、自己破産についてご紹介させていただきます。

自己破産をするとどうなる？条件は？

地方裁判所で破産手続きの申請書を提出し、破産開始手続き、免責許可の決定を受けることにより、自己破産を行えます。

自己破産を行うことによって、自身が負っていた借金の返済義務が免責されます。

ただし、返済能力がないことを認められることや、債務超過しているなどの条件があるため、必ず事前に確認しておきましょう。

自己破産には、借金の返済義務が免責されるなどのメリットがありますが、デメリットも存在します。

例えば、20万円を超える資産がすべて差し押さえられ、住宅などは競売にかけられてしまいます。

また、自己破産をした場合、警備員や宅地建物取引士などの職業に就けなくなるというデメリットもあるのです。

このように、自己破産によって自身の財産を失うばかりか、将来の職に対する選択肢が狭くなってしまう可能性があります。

そのため、仮に自己破産以外で問題を解決できる場合は、可能な限り回避したい手段といえるでしょう。

住宅ローンの返済が困難になった場合は、自己破産を最初に検討される方が多いでしょう。

しかし、その前に任意売却やリースバックの検討をオススメします。

任意売却は競売とは異なり、任意の売却先へ自宅を売ることが可能です。

また、売却後に買主と賃貸借契約を結ぶことをリースバックといいます。

この方法を活用することによって、自宅を売却しつつ、そのまま住み続けることが可能です。

さらに、まとまった資金も得られるため、自己破産よりも将来に対する不安を減らすことができます。

また、売却した自宅を買い戻すことも可能なので、将来的に買い戻すことを検討されている方にもオススメです。

現在はリースバック会社が数多く存在しているため、検討する際は相談してみましょう。

今回は自己破産について、ご紹介させていただきました。

自己破産には大きなメリットがありますが、デメリットにも着目することが重要です。

そのため、住宅ローンの返済が困難という理由で安易に選択することはオススメしません。

住宅ローンの返済にお困りの際は、まずは任意売却やリースバックなどを検討してみましょう。